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心地よい暮らしを彩る隠れた名品 Vol.15




癒やしの灯
WICK テーブルランプ



HYGGEヒュッゲに欠かせない癒しの灯り。

ー HYGGE ー
「ヒュッゲ」とは、心地よく満足な感情がもたらされ、居心地がよく快適で楽しい時間や空間を表現するデンマークの言葉です。
幸福や心地よさを意味しています。

この「ヒュッゲ」に欠かせないののが、間接照明やキャンドルと言われています。

北欧ではキャンドルは、生活の一部になっていますが、これは遠い異国文化ではなく、私たち日本の生活にも元々根付いていた本来の癒しの空間を生み出すアイテムなのです。



そう気づかせてくれたのは、文豪・谷崎潤一郎の書いた「陰翳礼讃」。


まだ日本に電灯がなかった時代には、 今日の日本とは違う美の感覚がありました。

「常に陰翳を基調とし、闇と云ふものと切れない関係にある」 と彼は綴っており、日本家屋や漆器・屏風・食事の仕方など生活様式の中で 日本人が本来持っていた芸術的な感性についてもふれています。

江戸時代の人々が使っていた「行灯」の光量は、豆電球くらいの明るさだったと言われています。 いまの私たちからすると、相当不便にも感じられますが、その明るすぎない空間だからこそ、独特の日本文化が生まれたのかもしれません。 日本の昔の人々はむしろ「陰翳(いんえい)」に安住し、その陰が深ければ深いほど、ある種の安らぎを感じていたのではないでしょうか。 そんな時代の変化を説き、日本人がどのように陰翳に親しんできたかが記されています。 数十年前まで、日本人の暮らしのなかに当たり前に存在した「陰翳」に美を発見し、その価値を見出してくれる内容です。

「影」があるからこそ「光」が美しいし、「影」を生かした器や部屋のしつらえ等、また心の安らぎまで、日本の文化の奥深さを改めて感じさせてもらえる一冊です。(※忘れてしまっていた、日本の陰翳の美に気づかせてくれる内容です。)


元々、北欧と日本の明かりに対する思いは似ているのかもしれません。 日本人は北欧のように生活の中でキャンドルを使うということに馴染みがないと思いがちですが、同じようにかつて日本でも使われていた蝋燭や行灯のように、本来は、少しの灯に安心し癒しを感じる思いは同じだと感じます。 だからこそ日本人は、北欧の生活にどこか懐かしさを感じ惹かれるのかもしれません。

今回ご紹介する<wickテーブルランプ>は、遠い異国で作られたアイテムですが、同じことに気づかせてくれる一品です。


<wickテーブルランプ>は、昔のヨーロッパの映画にでてくるかのような、持ち歩いて運ぶための柄がついた小さな燭台(しょくだい)をモチーフにしており、クラシックなフォルムに、現代のライフスタイルに合わせてデザインされた持ち運び可能なポータブル電源とLEDを組み込んだものです。


消し忘れて、ウトウトしてしまっても、書籍や布類・植物などの近くにあっても安心です。



また、コスタ ボダオンラインストアでもとても人気のお勧めの「レ クリント」のキャンドルライト。 北欧の人々が大切にしているヒュッゲをいつでもどこでも気軽に取り入れられるようにと生まれました。 木材のハンドルとドーム型のガラスがどこか懐かしく、温かみを感じる上品なランタンとなりました。 本物のロウからできたキャンドルの先には、LEDの炎がゆらゆらと揺らめきます。